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Webサイト『*Flappig Wings*』の編集記録を中心に・・・
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何も考えずに絵を描く。
思いついたままに、描き足してゆく。

すると、今日「pict」に描いた様な絵が出来ました。
描いているときには、いろいろと考えていると思う。
けれども出来上がった絵は、私の中から生まれたのに、私の中には無かったものになる。


懐かしい感覚です。


高校時代に描いていた時のような感覚。


私は美術の授業で与えられたお題を無視しまくっていた人間です。
たとえば、

『人間』

という題が与えられた時、私は「人のいない街並み」を描きました。
先生からは「・・・人間は?」と訊ねられ、

「・・・人工物で構築された社会。自然を破壊して、形を変えてゆくもの。それが人間だと思います。」

と、言い訳して問答でねじ伏せた。


・・・単に、人間を描くのが嫌いだったからです。


『私の日常』

という題だった時、学校前の道路を描きました。
先生「君自身は出てこないの?」
私「・・・私の毎日(学校生活)の始まりであり、終わりであるのがこの道路です。」

と適当にあしらった。


・・・単に、人間を描くのが嫌いだったからです。



今でもその先生には感謝しています。
先生は、私の適当な受け答えに「・・・あ~・・・」と理解を示してくれました。
そして、決して技術を教えてくれたり、アドバイスをしたりはしませんでした。

・・・美術部への勧誘がしつこかったのが、面倒でしたけども・・・(高校時代は帰宅部)



絵を描くと、しばしば「これは何を表現しようとしたのか」を問われることがあります。
それを問うことは、つまりは「表現できていない」と言われていることと同値です。

そう思っていたので、昔から「なにも表現していないよ」と答えることが多かったです。
その質問をされたとき、本当は表現したつもりでも、出来てないんだなぁと思うんです。

時々、友人たちの突拍子もない解釈が飛び出して、その発言に納得して、そのまま表現していた内容を差し換えたりすることもありましたっけ。



見た人が感じとったものが全て。
絵を描くってそういうことだった。



・・・と、久しぶりに思い出した気がします。
今回の『pict』の絵 『碧』 は皆さんの目にどう映りますか?
何が表現されていると感じますか?

批評されることが好きで、絵を描いていたあのころを思い出しました。

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